熱帯魚

ドクターフィッシュの怪|熱帯魚トラブル体験記

襲われるカージナルテトラ!

ドクターフィッシュの怪

ついでに立ち寄ったショップでドクターフィッシュが特売されていました。そのあまりに愛らしい顔立ちは、まさに癒し系。つい、一匹のドクターフィッシュを衝動買いをしてしまったのが始まりでした。

さっそく小型魚ばかりのコミュニティータンクへ投入。元気いっぱいにあちこちを泳ぎまわっている様子に安心してしまい、これから起こることなど知るよしもありません。

次の日、いつものように水槽を覗き込んだところ、カージナルテトラが一匹、どこにも見あたりません。水草の影に隠れているのかなと思い、深く考えずにそのまま忘れてしまいました。

更に次の日、またしてもカージナルテトラが減っています。まだ小さいサイズのカージナルテトラですが、いくらなんでも丸呑みできるような熱帯魚は入れていません。なんだか様子がおかしい。

しばらく観察していると、ドクターフィッシュが通りがかる熱帯魚の体を、手当たり次第になめ回していることに気付きました。アルジーターのような肉食傾向の強いコイ科の熱帯魚によく見られる攻撃方法です。

そういえばドクターフィッシュはガラの仲間です。角質を食べるということからも肉食傾向が強いと考えても不自然ではありません。そして水槽の壁に生えているコケの上をなぞるように這いまわっても、いっこうにコケが削られている様子もありませんでした。もしコケを食べるつもりでしたら、ドクターフィッシュの強力な口をもってすれば削り取ることなど簡単なはずです。

しばらくしてドクターフィッシュの攻撃を受けていた一匹の小さなカージナルテトラが力なくフィルターの吸い込み口の近くに引っかかっているのを見つけました。まだ生きていましたので別の容器に分けてあげようと準備をして、取り出そうと覗き込んだとき、そこで衝撃的な光景を目撃してしまったのです。

なんとドクターフィッシュは弱ったカージナルテトラを凄い勢いでかじっています。しかも容器を準備するのにかかったのはわずか数分ですが、カージナルテトラはもうほとんど骨しか残っていません。

カージナルテトラを入れるはずだった容器には、ドクターフィッシュが入ることになりました。